なぜ目には涙が必要なのか。
目の表面は粘膜で出来ており外界と接しているという点。他にも、口腔や鼻腔など外界と接する粘膜はある。もう一つ重要なのが、角膜の透明性を維持していかなければならない点である。
あまねく光を透過するには、組織に傷や瘢痕が出来できないように、しっかりと防御しなければならなし、傷が出来たら直ぐに治せる高い修復機能を有する必要がある。そして、細菌やウィルスの付着を防がなくてはいけない。その一役を担ているが「涙」である。
・涙は、ゴミや埃、細菌やウィルスを洗い流す。
さらに、他の粘膜と異なる点は、角膜には血管がないことである。もし角膜に血管があると角膜に凹凸が生じ、網膜に血管の影が映ってしまう。血管がないことが、透明であることの条件だ。
血管には二つの役割がある。一つが細胞への栄養供給、そしてもう一つが白血球を中心とした免疫である。つまり、角膜には血管がないため、代謝と免疫を自分では行えない。涙が頼りなのだ。
このように、涙は単に粘膜を潤しているだけでなく、酸素・栄養供給、免疫、傷修復など、涙は実に多くの役割を担っているのである。
涙は、どこから来るのか?
涙は三つの成分がブレンドさらたもので、それぞれ排出場所が異なる。次は、1)水分 2)油分 3)ムチンの生成過程や成分について見ていこう。
涙はどこで、何を原料にして作られているのですか
涙は血液を原料に涙腺で作られる。
水分は主涙腺と副涙腺で、血液を原料にして作られる。涙の約95%が、この水分である。涙腺は、房細胞と導腺細胞を筋上皮細胞が包むような構造をした多数の小葉が重なり合っています。まるで植物の葉が密集しているかのような形状をしています。
涙腺の
涙腺は水分をどうやって作っているのか?
生まれてから死ぬまで涙腺は涙を作る続ける働き者、
涙腺は自律神経(副交感神経>交感神経)による支配を受けている涙は一定の分泌量を保っており、これを基礎分泌と呼ぶ。自律神経のバランスによって涙の量、質が変化する。
さらに、次の要素が加わることで涙液量が変化し、時に、短期間で大量の涙を生成・排出することもある。
・三又神経が刺激を受けたとき(反射性分泌)
・精神的な刺激を受けたとき(感情性分泌)
涙腺に溜まった涙は、瞬きによる圧迫によて排出される。
涙の成分まとめ
・水分
・電解質(Na Ca HCO3 CL)
・タンパク質
ラクトフェリン、リゾチーム、分泌型ムチン、IgA、グロブリン、細胞活性因子など
ムチンは、糖とたんぱく質が結合することによってできる多糖類、納豆、山芋、オクラなどネバネバ系の食物にも含まれる。


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