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オアシスはり灸治療院
併設:眼精疲労治療室
TEL 03-5980-7511

〒114-0023

東京都北区滝野川
7-8-9日原ビル3階

院長小宮の変遷、鍼灸師編

(1)院長小宮の変遷(卒業後の進路)
・平成18年3月筑波大学付属盲学校鍼灸科卒業後、ヘルスキーパーとして池袋の企業に1年半在籍。
・免許取得後の4月から二階堂塾で経絡治療を学ぶ。
・ヘルスキーパー退職後、当学校の治療室で研修生として西山先生に師事。
・平成20年4月 自宅開業。知人に経絡治療を行う。
・平成21年8月 オアシスはり灸治療院を板橋区大山に開業。
・現在は開業から4年半が経過。(現在の平均来患数は月500名)

(2)オアシスはり灸治療院の変遷 (独立開業)
・平成21年7月 店舗の賃貸契約、及び内装工事着工。翌8月 開業
施術者 院長1人 (受付 夫) 
施術室 9坪 ベッド2台
患者数 1日 3~5名 

・平成21年10月 新聞(日刊現代)にコリ取名人として記事掲載
⇒眼精疲労など目に症状を抱える患者が多数来院
患者数 1日 10名

・平成22年6月 患者が増え女性鍼灸師を2名採用
・平成23年4月 夫が盲学校へ入学
     5月 隣のマンションの一室を分院として賃貸
  9月 副院長が産休
10月 本院を改装し11坪 ベッド3台へ
患者数 1日 15~20名

・平成23年12月 優秀な女性鍼灸師の採用に成功
・平成24年 3月以後、不妊治療の患者が急増(月10名以上が妊娠)
院長の初診予約が3か月待ちとなる。
患者数 1日 20~30名 

現在は院長の他、常勤女性鍼灸師2名、受付女性1名で
安定した経営状態となっている。昼食・夕食を無料で提供。

(3)経営理念
・鍼灸専門でいく(←★)
・すべての治療を女性が担当 (←★)
・価格は下げない(保険診療は行わない)
・治療に時間をかけない

(4)施術内容
・経絡治療(院長のみ)・・・全身調整、自律神経疾患
・不妊治療(院長のみ)・・・自然、人工、体外受精と併用
・逆子治療(全員)至陰に知熱灸、自宅でお灸
・眼の専門治療(全員)・・・眼精疲労、視力回復、目の病気
・突発性難聴の治療(全員)
・こり痛みの治療(スタッフ)・・・一般鍼灸
・顎関節症、顔面麻痺の治療(スタッフ)
・美容鍼灸(全員)
・耳つぼ療法(全員)
・マッサージ(スタッフ)
・骨盤調整(スタッフ)

(5)患者動向(患者数は4年半で約3,000人)
・30~50代の働く女性が多い。女性7:男性3
・土日、または午後5時以降の予約を希望する人が多い。
・インターネットを見ての来院者が7割
・初めて鍼治療を受けるという方が7割
・通りすがりでの来院は1%
・3ヶ月~6カ月で7割の患者は来なくなる。
・完全予約制(週1回、2週に1回のペースが多い)

(6)まさか!
・スタッフが突然辞める
・悪い霊に取りつかれる
・建築関係のトラブルに巻き込まれる
・院長が倒れる
・お腹から鍼

(7)導入して良かった設備
・電動ベッド
・床暖房
・ホットパック
・セコム

(8)導入すべきであった設備など
・業務用の換気システム(お灸煙対策)
・顧問税理士
・顧問弁護士

(9)経常収支
・3の法則 
例)1千万円売上-経費3百万=純利益7百万円-税金2百万円
手元に残るお金は5百万円 (月収 40万円) 
1人単価 5,000円の場合 年間2,000人治療して売上げ1千万円
 (1日6~8人)

⇒中途半端な利益は身体を酷使する割には儲からない
  (年金がカットされ、医療費も自己負担になる。)
 
  ⇒従業員を5人以上雇用すると社会保険加入義務が生じる。
   
  ⇒売上が1千万円を超えると消費税適応事業者となる。

  ⇒税金の催促は後からやってくる。
   まだ売り上げもない来年の税金の催促も前もってやってくる。(準備納税)

(10)鍼灸院としてお勧めの経営規模
・院長と助手1人というスタイル・・・売上3百~9百万規模
ベッドを2台置けるスペースで開設する。
(最低8坪は欲しいところ)

・院長と常勤1人、非常勤1人というスタイル・・・売上1千万~2千万規模
ベッドを3台置けるスペースで開設する。
(最低12坪は欲しいところ)

・売り上げ5千万円以上を目指すならベッド5台分のスペースが必要
 ※但し、狭くても訪問マッサージ部門を作るという手もある。

◆ヤドカリ方式
小規模スペースで初めて、あそこの治療院は予約でいっぱいというイメージを定着させる。時期が来たら、増築、または移転を考える。

◆程よい立地条件
・大通りから横道一本入って3軒目の路面店舗が理想
・駅近くであれば広めの2階店舗でも良い。

(11)集患対策
・インターネットのホームページが最も費用対効果が高い。
・治療院を紹介する3折パンフレットを作ろう。
・メディアへの露出が効果大。

(12)スタッフの確保と人材の育成
・マッサージと異なり、鍼治療はセンスが問われる。
・患者さんからお金をもらって下手な鍼を打つわけにはいかない。
・ちょっと臨床経験を積んで、とっとと開業してしまおうと考えている人が多い。
・そもそも鍼で治療ができる鍼灸師が、ごくわずかである。

優秀な人材は最高の財産!
スタッフ皆が心身ともに健康で充実した日々を送れるように職場環境を整え、働きに見合った給与を支給。⇒結果的に患者さんに、より良い治療が出来る。

(13)最後に
鍼灸師は素晴らしい職業。世の中には鍼治療を必要としている人が必ずいます。
鍼灸師の中で女性であるということは、それだけで大きな武器。

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