院長小宮の眼精疲労体験

小宮 麻友美

資格

鍼師・灸師・按摩マッサージ指圧師

経歴

平成18年3月に筑波大学付属盲学校鍼灸手技療法科を卒業。

平成21年8月に板橋区大山にオアシスはり灸治療院開業。

平成30年7月に北区板橋駅前に治療院を拡張移転。

 

眼精疲労が良くなれば人生が変わる

【目次】
◆第一章「エピローグ」~眼精疲労社会の到来
◆第二章「幼少期編」 ~九死に一生を得た体験
◆第三章「青年期編」~難病を背負って生きる
◆第四章「社会人編」~重度のうつ病を発症
◆第五章「灸師編」~希望のはりに未来を


第一章「エピローグ」~眼精疲労社会の到来

眼精疲労が良くなれば人生が変わる、、、。少々、大げさな表現ですが、ひどい疲れ目・眼精疲労が原因で日常生活に支障を来している人は少なくありません。実際に、眼精疲労で苦しむ人々の症状は、とても深刻です。この10年で、私たちの日常生活(ビジュアルライフ)を取り巻く環境は、激変しました。一番はスマートフォンの急速な普及です。電車に乗った時、乗客のほとんどがスマホを凝視ているという光景は、今や決して珍しくはありません。また、毎日明け方までゲームに熱中する若者や、SNSを常にチェックする大人など、あらゆる世代が目を酷使しする時代です。眼精疲労が怖いのは、決して症状が目の問題だけにはとどまらないことです。肩こりや頭痛はもちろん、眼精疲労から自律神経を失調しする人も急増しています。

 

さて、長年にわたり眼精疲労に悩まされている人は、もうすでに色々な治療を経験されていると思います。ツボ押しやマッサージをはじめ、サプリメントやビタミン剤。点眼薬や鎮痛剤など、メディアでも眼精疲労に良いとされる様々な療法が紹介されています。

しかし、いずれも劇的な効果は得られないような印象があります。後章で触れますが、私自身は8歳の時からひどい眼精疲労に悩まされていました。これまでに、幾多の療法を試しましたが、結論から言って「眼精疲労には鍼が一番」との確信を持っています。鍼治療は、少々敷居が高いものですが、私の眼精疲労体験を踏まえて、本サイトでは「眼精疲労鍼(鍼による眼精疲労治療)」について紹介していきます。


第二章「幼少期編」~九死に一生を得た体験

 

私は鍼灸師です。今では、オアシスはり灸治療院の院長として日々、患者さんを治療できる程に、心身ともに気力にみちております。しかし、これまでの歩みは決して順風なものではありませんでした。

長野県のごく一般的な家庭で生まれ育ったわたくしは、8歳の時に生死をさまよう大病を患いました。
年の瀬も近い12月、あたり一面に雪が積もっていたのを覚えています。その日は朝から今までに感じたことのない倦怠感で動けずにいました。突然、40度を超える高熱が出て、全身の皮膚粘膜が焼けただれたようになりました。

即日入院となりました。奇跡的に一命を取り留めましたが、目に重い後遺症が残りました。医師からは退院時にスティーブンス・ジョンソン症候群という診断名を告げられました。後から分かったことですが、原因は薬の重篤な副作用でした。

スティーブンス・ジョンソン症候群とは、医薬品の副作用により全身の皮膚粘膜に強い炎症を起こす病気です。発症は100万人に1名とごくまれですが、一命を取り留めても目や肺に重い後遺症が残る場合があります。目の障害として重症ドライアイや角膜混濁、肺の障害では労作性呼吸困難を伴う閉塞性細気管支炎が代表的です。

以来、日常的に襲ってくる目の激痛と、視力を失うことへの不安の中で生きて参りました。時には、なぜ自分がこんなめに、と心を病むこともありました。
これからの人生、目と肺に後遺症障害を背負ったたまま、生き抜いて行かなければならなくなったのです。


第三章「青年期編」~難病を背負って生きる

2カ月に及ぶ入院の末退院するも、様々な後遺症が残りました。この病気は涙腺が障害され、涙が出なくなってしまうことがあります。私の場合は、ごくわずかですが涙腺の機能が残存しました。そのため、かろうじて日常生活を送れる視力が保たれていました。

ただ、常に眼の表面が痛い、いつも目が真っ赤、物が非常に見えにくく、光がまぶしいという状態で、小中高と生活を送っていました。

◆涙は目の生命線

涙は、泣いたとき・笑った時に出ると思われる方もいますが、私たちの目の表面は通常、薄い涙の層で保護されています。ですから涙が少なくなると、とたんに目は傷だらけになってしまいます。
私にとって、涙は目の生命線。もし、涙が全く出なくなってしまったら、、、。

人生は過酷なものです。その後、私の涙は徐々に減っていき20代中頃には、ついにゼロになります。

 

◆子供のころの「眼精疲労体験」

私は大病以後、小学生のころから「ひどい肩こり」に悩まされていました。常に目の周りに不快感があり、字を見ると途端に首・肩が痛くなりました。いつも全身倦怠感があり、ひどいときには頭痛と吐き気で食事もろくに取れませんでした。ですから、学校から帰って来ると、何もする気になれず、寝込んでいる毎日でした。おこずかいをもらうと、薬局に湿布を買いに行ったものでした。

今思うと、それは全て「目の疲れ・眼精疲労」が原因だったのだと思います。ただ、当時は眼精疲労という認識がなかった為、「なんでこんなに身体がつらいのだろうか」、と子供ながらに憂鬱な日々を過ごしていたのを覚えています。

◆目の痛みを理解されない苦しみ

足を骨折すれば松葉杖をつきますので周囲が心配してくれます。しかし、目が辛いという状況は、周囲にはあまり理解してもらえませんでした。目が痛いから寝込んでいるのに、周囲からは「怠けている、努力が足りない」などと言われ、精神的にも追い込まれていました。家でも孤立感を感じていた私は、実家を離れ、愛知県で単身生活を送るという選択をしました。


第四章「社会人編」~重度のうつ病を発症

一人暮らしをしながら学生生活を送り、一般企業に就職しました。当時は、パソコンもそれほど普及していませんでしたが、それでも常にひどい眼精疲労に悩まされていました。それでも生きていくには、働かなくてはなりません。
生活費と治療費を稼ぐために働く日々。働けば働くほど目の症状は悪化する、という悪循環に陥っていました。
そのような中、やがて日常は破たんします。

◆心身の疲労から「うつ病」を発症

20代の中ころ、重度の自律神経失調症、うつ病のため、一日の大半をベットの上で過ごすという時期がありました。不眠、耳鳴り、めまい、頭痛、動悸、全身の関節の痛みで立ち上がることもできませんでした。また、焦り、不安から、横になっていても、心が休まらない状態が続きました。

もちろん、病院で検査をしても異常は見つからず、医師からは心療内科の受診を勧められました。心療内科では、睡眠薬、抗精神薬による治療を受けましたが、一向に良くなる感じはありませんでした。それどころか、薬を飲み続けることへの不安、副作用に対する懸念から、さらに体調を崩し、最終的には1日15種類もの薬を服用するという日々が続きました。いわゆる「重度のうつ病」の状態でした。


第五章「鍼灸師編」~希望のはりに未来を託す

 

先が見えない生活の中、知人より鍼治療で重病が良くなったという話を聞き、実際にその鍼灸院を紹介してもらいました。その先生こそ、鍼治療の大家であり、我が師であります。鍼治療との出会いがあったからこそ、今の私があると言っても過言ではありません。

その鍼灸院は遠方でしたが、週に3回、通い続けました。はじめは電車に乗ることも億劫だったのでタクシーを利用していました。しかし治療を受けた帰りは、不思議と活力が湧いてきて、電車でも帰宅できる状態となっていました。

◆治療初期は一進一退の状態

少しづつですが、夜も眠れるようになって、食欲も沸いてきました。薬の量も徐々に減り、1年あまりで薬なしで生活できるまでになりました。
ただし、鍼治療を継続して受けていく中で、眼精疲労の症状は、どうしても良くなりませんでした。このままでは、私は一生働けない。それならば自分で。自らが鍼灸師になり、自分で自分の眼精疲労を治すしかない。という思いに至ったのです。

◆自らの人生を鍼に託す

私にとっての唯一の希望、それは「希望の鍼」。
幸い日本には各都道府県に盲学校があり、盲学校の専攻科で鍼灸マッサージ国家資格を取得することができます。わたしは筑波大学付属盲学校鍼灸手技療法科に入学し、鍼灸師の国家資格を取得しました。

盲学校には、生まれながら目が見えない人、いつしか目が見えなくなってしまうかもしれない難病を抱えた人、事故などで突然視力を失った人など、実に様々な境遇の仲間と出会いました。皆の前向きな姿に、生きる勇気をもらいました。

◆おわりに

現在、鍼灸専門院を開業して9年目を迎えましたが、患者さんは延べ5万人を越えています。わたしたちの眼精疲労治療の技術は、苦しみの中、決してあきらめず、鍼によって希望を見出した経験から生みだした渾身の技術です。

今後とも、患者様お一人お一人のご期待に添えるよう治療技術の向上に尽力して参りたいと思います。そして、患者様と、苦しみも喜びも共に分かち合えるような鍼医を目指して日々研鑽を重ねてまいりたいと思います。どうぞ今後とも宜しくお願い致します。目のことでお困りの方は是非一度ご相談ください。

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